2016.02.27
春の教室は、環境が移ろうとき。
いつもの予定も、ちいさな商店街もすりぬけて
幼稚園のおゆうぎ発表会へお呼ばれ。
ステージに立つ様子は、いつも見せてくれる表情と、
それとは全然ちがう一面とが目まぐるしく表れて、
ぴょんぴょん弾んでいた。
ぴったりの機会が与えられて、一人ひとりの素質が
引き出されるのはやっぱり奇跡みたいね。
卒業の子たちとは、教室もあと2回。
本当はちょっとさみしい。
帰りの出口で、いつもどおり
へんなポーズとへんな呼び方でからかわれて
また来週ねって言ってみる。
2016.02.04
1月最後のこども向け美術教室は、
はじめて一人で授業する回でした。
みんなでハンカチにスタンプや紙版画の模様作り。
「思い出のハンカチをつくろう」ということで
この1年の思い出をかたちにしてみようという企画。
幼稚園生たちは、説明もそこそこに
材料のおもしろさに没頭。
小学生男子たちには、しょうがないから作るかーと
付き合ってもらって。笑
最後には、みんないいのができました。
教室の子たちと一緒にいるとき、自分を通したいツンツンさと
まだ甘えたい感じが葛藤してるのが伝わってくることがよくあって
がんばれーと見守ることしかできない。
話をちゃんと聞いてみると、一生懸命考えてるんだよね。
ともかく、いつも味方でいようということだけは決めてるの。
ささやかながら、このハンカチはみんなへの
お守りみたいな気持ち。
2016.01.09
1月7日、七草がゆを食べる日。
北海道・小樽にほど近い町ではじまった、
こども向けの美術教室に混ぜてもらった日。
広い海と山に降り積もった雪をみて、
それから、いつもと違う町のこどもたち
ひとりひとりとおしゃべり。
思い切り楽しんで
あっという間の時間でした。
いつもどこでも
根っこの大事なことは同じ気がする。
発見がいっぱいあった。
(会場は、ベトナム出身の芸術家ダム・ダン・ライさんと
漆画家 渡辺ひろ子さんのギャラリー Dala Space ありがとうございました!)
2015.10.31
10月も終わり。
今月は、いつもの幼稚園での美術教室を飛び出して
保育園へのワークショップ出張もありました。
いつも一緒に作っている4,5歳よりさらにちいさな
1,2歳を担当。
こないだまで赤ちゃんだった皆と
どんなことができるだろうというドキドキも
始まってしまえばすっかり無用なのでした。
いつも人見知りしているという子のおしゃべりや
まるめたりちぎったり、そんなこともできるの!という
発見の連続。よかった。
こういう、経験を作っていくしごとも大好き。
(↑自習の工作)
あっという間に色の海だった。
2015.09.10
神奈川県立荏田高校 現代文の授業で、生徒の皆さんが
わたしのイラストレーションから絵本を作ってくれたこと
http://www.kienoe.com/news/?p=53 の続きが届いた。
担当の先生と、そのときの生徒さんが
神奈川県知事との意見交換会に出かけたそうで、
神奈川県のページに写真が載っていた。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/chiji/p957167.html
堂々と発表していてすごい。
自分たちのつくったものを大事に活動し続けてくれていて、
うれしいです。
絵はことばとか、年齢とか、いろいろなちがいを
越えていけるとして、
今日も明日も、みんな楽しいといいなと
ただそう思う。雨。